前回、私の使用している自作パソコンを紹介しました。今回はパソコン繋がりということで自作キーボードを紹介していきます。とはいっても、自作キーボードについてはまだまだ初心者なのでパーツを買ってきて組み合わせただけのものになります。参考になるかわかりませんがこの組み合わせでも使えるよってことがお伝えできればと思います。
どんなキーボード?
端的に言うと「静音コンパクトで普通の配列なメカニカルキーボード」です。
外観はこんな感じ。
筐体はプラスチック製で一般的なメカニカルキーボードと同じぐらいの高さです。
配列は英字配列でテンキーレス。一番上のF1~F12キーの無い、5段の配列になってます。また、スペースキーが6.25Uと比較的長いのも特徴です。コンパクトでありながら右下には十字キーが備わっており、HHKBのようにFnキーの同時押しの必要はありません。
キーキャップの形状は OEM profile で素材はPBTです。特別なものでは無いです。普通のメカニカルのキースイッチです。ここらへんは他の方が詳しく説明してくれているので???ってなった人は見てみてください。
これにした理由は落ち着いた配色とEscキーのアクセント。印字が上面ではなく手前側にあることです。
自作キーボードといえば、メカニカルスイッチ。このキーボードはCHERRY MX の静音赤軸、いわゆるピンク軸を採用しています。もともと静かなキーボードがほしかったのでこれにしました。さすが静音軸といった感じでスイッチ自体の音はかなり抑えられています。
構成パーツ&購入場所
構成パーツの製品名は以下。
項目 | 製品名 (リンクはKDBFANSのサイトです) |
PCB | 「In stock」DZ65RGB hot swap RGB PCB |
プレート | 65% CNC aluminum plate |
スイッチ | Cherry MX RGB Silent Pink linear |
ケース | Tada68 plastic case |
キーキャップ | 94KEY OEM PROFILE DOLCH PBT KEYSET |
スタビライザー | 6.25u× 1 、2u × 4 |
これらはすべて「KBDFANS」で購入しました。 KBDFANS は中国のショップで品揃えは豊富です。全世界へ発送可能なので、日本からでも住所の入力さえできれば難なく買えます。
近年、国内でも自作キーボードの部品を扱っているお店が増えてきたので、海外から購入するメリットはあまりないかもしれません。ただ、こだわり始めると国内では見つからないパーツが出てきます。そんなときは海外の通販サイトを探してみるといいと思います。
良い点
このキーボードのいい点は以下の4点。
- テンキーレスでほどよくコンパクトな筐体
- 静音軸採用で静か
- 上面に印字がないキーキャップで見た目スッキリ
- PCBがホットスワップ対応でキースイッチの交換が簡単
テンキーレスでほどよくコンパクトな筐体
自作キーボードは搭載しているキーの数によって様々なバリエーションがあります。テンキーの付いた100%からテンキーレスの80%、さらに数字列を省いた40%など。
テンキーはいらない。でも特殊な配列には抵抗がある。そう考えて65%のキー配列のものにしました。テンキーレスですが右端に矢印キーとPgupやPgdnがあり、Fnキーを使わなくても通常の操作はこなせるようになっています。
静音軸採用で静か
静音赤軸を採用しているので打ち込んだときの音量は非常に静かです。キーボードの打鍵音を静かにする方法はいくつかありますが、スイッチを静音軸にするのがもっとも効果が大きいと思います。
静かなキースイッチには静音赤軸の他に静音黒軸もあります。違いは押下圧で、静音赤軸は45g、静音黒軸は60gとなっています。少しでも軽いキーがほしかったので静音赤軸にしました。
シンプルなキーキャップ
キー文字列がキートップではなく手前側の面に印字されています。これにした理由はシンプルな外観にしたかったことが1つ。もう1つは市販のキーボードとは異なる見た目にしたかったからです。普通のキーボードは上面に印字があるので、少しでも自作キーボードの意義を見出すためにこのキーキャップにしました。
また、メカニカルキーボードであれば市販の製品でも簡単にできるので、キーキャップ交換、ぜひ試してみてください。
ホットスワップ対応
ホットスワップ(Hot Swap)とははんだ付けの必要のない取り付け方法のことです。通常、キースイッチの接点とPCB基盤の接点をハンダでつける必要がありますが、ホットスワップ対応であれば上からはめ込むだけで導通できます。
KBDFANS DZ65 RGB V2 HOT SWAP RGB PCB
この機能が真価を発揮するのはスイッチを交換するとき。普通の基盤では一度ハンダを吸い取る必要があり、これが非常にめんどくさいです。その点、引っ張るだけで取り外せるので比較的簡単に交換できます。
微妙な点
厚みがある
メカニカルスイッチだとどうしても厚みが出てしまうのが欠点です。手首が上に向くので結構疲れます。解消するためにパームレストを作りましたが場所をとってしまうし、パームレストの手前に段差があることに変わりはないので根本的な解決にはなりませんでした。
理想はパンタグラフキーボードのような薄さ。 今後購入したり自作するときはなるべく薄型のものを選びたいと考えています。
スタビライザーがうるさい
次の気になる点がスタビライザーの音量です。軸に静音赤軸を採用し、静かにしたのに、スペースキーやエンターキーに使用しているスタビライザーがうるさいです。カチャカチャという高音のノイズが出るので結構気になります。これについては近い内に対策を講じたいと思います。
静音化してみました!詳細はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
自作キーボードは無限の組み合わせがあり、こだわり始めるときりがありません。まさに沼です。
加えて、全く安くありません。このキーボードは合計186ドルぐらいしました。もう少し出せば東プレのREALFORCEとか買えます。それでも自作したいという人はぜひ挑戦してみてください。沼でお待ちしてます。笑
では、また!
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